『ツンデレ喫茶』




赤「あ〜疲れた!」

中「なんか小腹がすいたな〜」

赤「え?オマエも?俺もすいた!」

撮影が終わって偶然残っていた中丸と赤西はお互い顔を見合わせて笑った。


中「じゃーどっか寄ってく?」

赤「いこーぜ軽くつまめる感じの店!」

中「軽くかぁ〜どっかイイトコあったかな?」

今回撮影に来た場所は二人はあまり詳しくなかった。
着替え終わって外に出ると「とりあえず歩くか」とブラブラ歩き始めた。



中「なんかちょっと暗くない?陰惨な感じが…」

赤「そっか?まー夕方だし、おっ商店街!」

目の前に寂れた商店街が見えた。
人影もなく中丸はイマイチそこに行く気分にならなかったが、
赤西がサッサと中に入って行ってしまったため慌ててついて行った。


中「なー、なんかココ怪しくない??イヤに静かだし…」

しばらく歩いて中丸がユーターンしようとした時だった。



赤「お!喫茶店発見☆」

中「へ?どこ?」

「ホラ」と赤西が指差す方向を見ると確かにつぶれた店に挟まれて
小さな喫茶店が灯を燈していた。
この寂れた商店街には似合わないような可愛らしい感じの喫茶店だ。


赤「カワイイ女の子の店員いそうじゃねー?vvv(笑)」

赤西は入る気満々だったが、中丸は看板を見て不思議そうに呟いた。



中「“ツンデレ喫茶”??」



赤「ツンドラと間違えたんだじゃねーの?(笑)
  ココ良さそーじゃん、入ろうぜ♪」

中「え?あ、あ〜…」

「なんだか分からないが入らない方がイイ」と中丸は言おうとしたが
赤西はもう中に入ってしまった。やむをえず後に続く。



カランカラン…


扉を開けるとベルが鳴った。店内に二人以外の客の姿はない。
赤西は「貸し切りじゃん!」と喜んでいた。
中丸は店員の姿すら見えないので明らかに何かおかしいと感じていた。
普通なら「いらっしゃいませ」と一人くらいはレジにいるものだ。



中「えっと、あの〜スミマセン!誰かいませんか?」

急に中丸が大声を出すので赤西は「え?」と目を丸くしたが
店員がいないコトに気付くと「ああ」と納得した。

しばらく間があって、赤西と中丸がテーブルのイスに腰掛けていると
「staff room」と書かれた奥の扉がギィッ開いた。

中から現れたのはメイド姿の可愛らしい顔をした女性(?)だった。
中丸と赤西の姿を見るとムッとした顔でズカズカと近寄って来てバン!!
とテーブルにメニューを叩きつけた。

中「ぉわっ!?」

竜「頼みたかったら頼めば?(`ε´) 」



ツンとつれない態度でそう言い残すと有無をいわさず彼女?は
またスタッフルームに戻って行ってしまった。


中「び、ビビったぁ〜なんだ今の??
  あの態度はナイんじゃない!?(・△・;)」

中丸がブツブツ不満を言っていると赤西はメニューを
見ながらニヤニヤしていた。


中「何が楽しいんだよ?」


むしろ不愉快だという中丸に

「さっきのコ可愛かったな〜///」

と赤西はメイドのコにメロメロになっていた。


中「そりゃ可愛かったですケド、礼儀ってモノがあるじゃないですか!」

赤「俺パフェ頼む!中丸は?」

中「え?えーっとじゃ俺も同じヤツで…」

赤「スミマセーン!注文!」

今度は赤西が大声で叫んだ。
またしばらく間があってスタッフルームの扉がバン!と
勢い良く開いた。中丸はまたあのコが来るのかと畏縮した。
ズカズカと不機嫌そうな顔で近寄ってくるメイドはさっき来たあのコで。


中「キター!!( ̄○ ̄;)何か怒ってないあのコ?!(小声で)」

赤「マックじゃないケドスマイル頼みて〜vvv」

ダメだこりゃ、と中丸は赤西を放っておくコトにした。



竜「何か用?」

中「あの、注文を…」

竜「え?頼むの? (-"-)」

ハァ、と溜め息をついて腕組みしている様は明らかに嫌がっているようで。
しかも「チッ」と舌打ちまでしっかりと聞こえた。
中丸は(そりゃないだろぉー!)と心の中でツッコんだ。
赤西はそんなコト気にもせず、


赤「俺パフェ!」

と立ち上がって手を挙げて頼んだ。

赤「あ、ついでにお姉さん可愛いからスマイルも下ぱいv」

その一言で。


バキィ☆


中「え、えぇーっ!?(゜Å゜;)」

メイドの繰り出した右ストレートが見事に赤西の顔面に
クリティカルヒットした。
そのままドカァッと壁に激突した赤西はガクリと意識を飛ばし
気絶してしまった。


中「あ、赤西大丈夫か!?何するんですかアナタ!(汗)」

意識を失った赤西の肩をガクガク揺らしつつ中丸はパニクった。


竜「起きないよ。そういうパンチしたから。」

中「な、なにも殴らなくても…っ」

竜「ふんだ、ウザイ(`ヘ´)」

中「ウザイってそんな俺ら客ですよ!(-o-;)」

竜「そんなコトより何か一緒に食べない?」

中「はぃ??」

竜「俺なんでもイイよ。好きなの選んで」


急にニッコリ笑顔になったメイドに中丸はドキッとした。


中「あの…さっきまでメチャ不機嫌でしたよね??」

竜「そんなコトないよ。あ、水持ってくるね('ー`)」

トコトコ水を取りに行く姿を見て中丸の頭の中にあった
さっきまでのツンとしたつれないイメージは崩れ去った。


竜「はい、水。」

中「あ、どぅも…」

竜「なに食べる?」


はにかみ笑顔で聞いてくる彼女?はとても可愛らしかった。

中「え。え〜そうだな…(・∀・///)」




(赤西気絶してるケド、まいっか!)

中丸は急に優しくなったメイドにトキメいてしまっていたー






<つづく>






え!続くの!?みたいなね!(笑)いやつかさちんに聞いたらつづくが
イイって言ってくれたからぁー!!続き考えてないケド!(爆)
普段はツンツンで、デレっとなるのは2人きりになった時との
コトで、仁がまたこんな役になってますスミマセン〜!(笑)
てか実際に「ツンデレカフェ」ってあるらしいですね!
東京の友達に聞いてビックリしました!一瞬このブログのコト
言ってるのかと思って焦りましたよアッハッハ!(笑)
ホントのツンデレカフェは帰る時だけデレモードになるらしく。
行く意味なくない!?と思いました(笑)
スパイ竜もあるのでツンデレ喫茶続き見たいと有り難い意見が
ございましたら書こうと思います〜つたない文で申し訳ないっす!
感想などございましたらぜしコメントしたって下さい☆
読んで下さってありがとうございましたーvvv(*´ー`*)
あ、アスカたんが見てくれてたらたっちゃんの台詞、ちょっと
雲雀さんを意識したの分かってくれるカナ?(笑)













SEO [PR] 爆速!無料ブログ 無料ホームページ開設 無料ライブ放送