★2006,9/28 ブログの前書き?(※読み飛ばし可)
ハイ!恒例(?)のKAT-TUNパロ小説
メガネ竜★スパイ大作戦
ですがっ!!
今回で11回目を迎えます〜何か不吉な予感(笑)

それでですね!前の前のブログのタイトル「初バトン★」
の時のスパイ竜につかさちんの挿絵が新たに挿入されましたー!!

拍手!!パチパチパチ☆★☆
黒沢と中丸とたっちゃんの絵ですv萌え萌えですよ〜(笑)
一度読んだ方、ぜし絵だけでも見に行ってくださいまし!!
しょぼい小説も絵の効果で少しは面白くなるコト請け合いですよ!!!(笑)

そんなワケで?今回もよくわかんないケド書いちゃえ〜!

でわ続きをドウゾ☆↓





「メガネ竜★スパイ大作戦」








第10話「いつもと違う営業」







「へぇえ〜黒沢が上田のパンチをねぇ。」

「そう、説得してもぜんぜん出てこなくてさ。」

「それを赤西がドカーン!と・・・」

「驚いたよ、色々とね。」


亀は聖としんみり話をしていた。
今から30分前の話である。


営業の仕事に出かけていた聖が帰ってきたのは
会社を出てから丁度1時間後だった。
はなまるに戻ってみるとメンバー全員がトイレの前に
集まって何やら話しているので

(何でトイレの前に集まってんだアイツら??)

と疑問を抱かずにはいられなかった。
亀と中丸と田口は「いや、危ないからもうちょっと待って…」
と赤西に言い聞かせているようで。
聖が戻ってから1分もしないうちにいい加減イラついた赤西が
力任せにドアを蹴破ってドアは見るも無惨に大破した。

中から無言で出てきたのは仏頂面をした上田で。

「オマエなにトイレ独占してんだよ!他のヤツらってか
 オレが入れねーじゃん!」

「・・・・・・」

上田を怒らせた本人ー 赤西(といっても黒沢なのだが)は
当たり前だがなぜ上田がふくれっ面をしているのか全く
分からない。

「なんでそんな怒ってんだよ??カワイイ顔が台無し。
 まー怒っててもカワイイけど(笑)」

上田の肩がブルブル震えているので他のメンバーは

(ヤバイこれ以上赤西にしゃべらせたら上田がキレる!!)

とピンチを察したので赤西を黙らせようと
タイミングよく帰ってきた聖に『こーき鉄パイプ鉄パイプ!』
と赤西を殴って気絶させろと合図を送ったのだがー


「なんか今の上田の顔、フグみたいじゃね?(笑)」


プチッ


遅かった。

赤西のその一言で上田の頭の堪忍袋の尾が切れた。

ドカァッと一発上田からデカイボディーブローをくらった
赤西は「う゛っ」と腹を押さえて「いってぇ〜!」としゃがんで呻いた。
他のメンバーは『始まっちゃったー!!』とどうにか
止めようとするが上田はガッシリ赤西の胸ぐらを掴んでいて
離さない。


「フザけんなバカ!誰がフグだ!アネゴとか言ってんじゃ
 ねーよ!ムカつくんだよ!!」

「ってぇ〜テメ、上田… ?」


「オレはもう・・・
 
 オマエに振り回されんのはウンザリだっ…!」

赤西はポタ、ポタと上田の瞳から涙が落ちてゆくのを
見て驚いた。その雫は赤西の服にジワリと染みを作っていく。


上田が泣いているー


コレには亀も、田口も(特に中丸が)驚きその場は一瞬静まりかえった。
余りの突然のコトに赤西はジッと上田を見つめていたが、


「…オレ、オマエに何かした?」

とそっと子供を宥めるように聞いた。

「別にっ・・・何もしてない、よくわかんないんだよオレにもっ」

最後の方はか細い声になっていた。
そう言うと涙を拭い赤西から手を離して今度は休憩室にバタン!と
閉じこもってしまった。


社内がシーンと静まりかえる。





「上田ー…泣いてた、よな?」

赤西がポツリと訪ねた。
しばらく間があって亀がようやく口を開いた。

「上田はさ、まだココに来たばっかでちょっと混乱してるんだよ。」

「でもさ、ふつー泣くか?しかも何かオレがしたっぽいし…」

「はなまるは個性的なメンバーが多いからギャップに
 戸惑っちゃったんじゃないカナ?」

田口が言うと赤西は『それならオマエが一番の原因じゃん!』
と言おうとしたが上田の泣き顔を思い出して
黙り込んでしまった。

(なんであんな顔して泣くかなぁ・・・)

一番ショックを受けていたのは中丸だった。
笑顔が可愛くて、ちょっと短気だけど、よく殴るけど、怒るけど、
なんだかんだでしっかり者の上田が。大好きな上田が。
まさか涙を流すなんてー…

中丸はいてもたってもいられなくなり自然と足が
休憩室へ向かっていた。
その様子を見た赤西が「オレが…」と行こうとしたが
田口が「ココは中丸に任せようよ」と遮った。
上田が泣いたせいか田口も悲しい顔をしている。
亀はこの機に赤西と黒沢について話してしまおうか
考えていたが、結論は出ず。
とりあえず赤西には仕事をするように強制的に営業に行かせた。

聖は鉄パイプを持ったまま入り口でずっとその様子を見ていたが、
赤西が姿を消してから亀に何があったのかを聞きに向かった。




そうして今に至る。

「まさか泣くなんて思いもしなかったからー」

「さすがの社長さんも焦りましたか?」

聖が苦笑いを浮かべながら聞くと亀は「少しね」と微笑した。

「中丸がうまくやってくれるとイイんだけど。」

「アイツの腕の見せドコロだな〜つか、社長アイツ
 マジだべ、今までにないくらいマジ。」

「分かってるよ。でもまだ教えない(笑)」

まだまだこれからだよ、といわんばかりの顔をしている
亀の顔を見て聖は(中丸気の毒に…合掌!!)と心の中で叫んだ。

中丸はいつになったら上田が男だと気付くのだろうか?







ガチャ。

そっと休憩室のドアを開けてみると部屋は真っ暗で。
上田は…と部屋を見渡すとソファの隅っこの方で横になって
背を向けて寝そべっている。

(何を言えばいいんだろ・・・)

中丸は一瞬そう考えたが頭の中は『上田は大丈夫なのか』
ということでいっぱいだった。
好きな子を泣かすなんて赤西めーと言いたいが
黒沢も関わっているため何とも言いようがない。
落ち着いた声で優しく声をかけてみる。

「上田、だいじょぶか…?」

「・・・・・・」

反応がない。もしかしてまだ泣いているのだろうか?
中丸は上田の肩にそっと手を触れ軽く揺さぶってみた。

「上田、その、な、泣いてるのか…?」

「・・・・・・ぐぅ」

「…ん?」

もしやーと思いそぉっと顔を覗いてみると瞳は
パッチリ閉じられていて。上田は疲れたのか眠っていた。

「ハアァァ〜。なんだ、そっか、そりゃ疲れるわな。」

少しだけ安堵し中丸は改めて上田の寝顔をジッと見据えた。

(カワイイ・・・///)



「キス、したいな…」

不謹慎だと思いながら自分の頬が熱くなるのを感じるとパッと
上田から顔を反らしてブンブンと顔を横に振った。

(バカヤロ!何考えてんだオレ!上田は今傷ついてるんだからーっ)

「そうだ、何か上にかけるモノ!」

部屋を少しウロついて毛布があったのでソレを
かけてやろうと上田の方を振り向くとバッチリ上田と目が合った。


「アレ…?上田さっきまで寝てなかった…?」

ダラダラと冷や汗が流れた中丸はジッと自分を
見つめている上田から目を反らしたかったが反らせない。


「誰と・・・」

「ハイッ!?」

上田はゆっくり起きあがりソファの上でちょこんと体育座りをした。


「誰とキスしたいの中丸?」


(やっぱ聞かれてたぁー!!!汗)

中丸はゴホンと咳払いをし知らないフリをした。


「キス?キスとかそんな破廉恥な言葉言ってませんよ僕。」

「言った。オレの目の前で言ってた。」

「・・・・・・・」

「すっごい顔近かったでしょ。吐息がかかったもん(笑)」

「ソレはその、上田が心配で…泣いてるのかな〜って。」

「泣いてない。」

「や、涙流してたし。」

「泣いてないったらない!アレは涙じゃなくて汗なのっ!」

「目から汗は出ないっしょ〜」

「・・・・・・・」

上田なら出るかもな、と思いつつも中丸は一応さっきみたいに
取り乱してはいないなとホッと胸を撫で下ろした。
無言になった上田の隣に中丸はさりげなく腰を下ろした。
人1人分くらい2人の間には距離がある。中丸には隣に座って
(おそらく赤西なら肩でも組むであろう)などという勇気はなかった。


「赤西さ、悪気はないんだよ。何でも素直に言っちゃう
 ヤツだからさ。」

「・・・・・・・」

「で、超気分屋だからオレもよく振り回されてる(笑)」

「・・・・・・・」

「黒沢はさ…」

中丸は黙って聞いてくれているのか分からないが上田が
『黒沢』という言葉にピクリと反応したので少し言葉に詰まった。

「アイツはー アイツも、悪気とかぜんぜんなくて。
 ただ純粋に上田を慕ってるんだと思うんだ。」

「・・・黒沢キライ。」

「アイツは、オマエのコト好きだって言ってた。
 …たぶんホントに好きなんじゃないかな。」

一番言いたくない事実だったが中丸はウソはつけなかった。
現に黒沢は出来た男でイイヤツだし(憎らしいくらい)
出来ればキライになどなって欲しくはなかったのが本音だった。

(こうやって、オレの恋は散っていくんだろうな…)

中丸はもう少し自分が亀や田口のように意地悪な
性分があれば良かったのにと苦笑した。



「中丸…」

「ん?」

「初めてオレのこと『おまえ』って言ったよね今。」

「えっ!?そうだっけ?オレ上田のコトおまえって言った??」

考えもしない台詞に中丸は一瞬拍子抜けした。
上田はなぜか少し笑っている。

「他のヤツにオマエって言われても抵抗ないんだケド、
 中丸に言われると『何様だよ』って思うんだよね(笑)」

「え?なぜ!?その差は何なんですか上田さん!?」

「なんだろ・・・わかんない(笑)」

「じゃオレはオマエとは言うなと。」

「言ってもイイけど、殴る。」

「えぇーっ!?ソレ言うなってコトじゃないですか!(涙)」

「イイじゃん、サンドバックになれば(笑)」

「上田さん、Sですよね。今分かった!上田はS!」

「中丸はMだよね、見るからに(笑)」

「それってどういう意味ですかね?ちょっと詳しく説明をー…」








「イイ感じみたいだね。」

休憩室の壁で聞き耳を立てていた田口と亀は
上田の笑い声が聞こえだしたのでフゥと一安心した。

「問題は赤西じゃねーの?このままじゃ納得いかねーべ。」

同じく途中まで聞き耳を立てていた聖が鉄パイプを
ブンブン素振りしながら言ってきた。

「赤西なら大丈夫だって、仕事してたら忘れるでしょそのうち。」

亀はそう言ったが聖は何処か納得がいかない気がした。
田口も亀と同じ考えのようだ。

「ーだとイイけどな。」

聖はガツンと鉄パイプを壁に叩きつけた。









一人外に営業に出た赤西はいつものように
仕事をしていた。

ひとつ違うコト

ソレは上田の泣き顔が頭に焼き付いて
離れないということだった。

「うえだ・・・」

仕事の間無意識に赤西の口からはその言葉ばかりが
繰り返されていたー








<つづく>







泣かせちゃったーっ!!!
た、たっちゃん泣かせちゃったよどうしよう!?(あわわっ)
なんでだろあそこは仁とたっちゃんケンカになって
中丸が仲裁入ってクロスカウンターをくらってっていう
ベタな展開になるハズだったのにっ!?(混乱)
なんか山場(?)が欲しかったんですよ、こう…なんかこう!?
スミマセンまじごめんなさい!!なんかもう笑いとかそんなモノ
どこ吹く風で冷ややかな話になってしまって申し訳ないデス!(><)
後半ゆっちとたっちゃんトークだらけだし!
でも今回初めて全員ちゃんとしゃべらせました!ソコはやったぞ
とか思った!(笑)でも黒沢出てないケドね!(涙)
じんじんが何か気になる感じですが、どうしてこうなったのか
わたしにも分かりません(笑)あータスケテー(;;)
無駄に長くなった気もするし、グスン。。。

こんなでも感想待ってます〜!!!

(切実)


★2006,9/28のブログより抜粋★













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